2011年12月15日木曜日

いわゆる「ソーシャルゲーム」

担任の志村です。音楽系の科は明日がライブなので、忙しそうです。
職員室は半分、空いてます。

さて、次年度のカリキュラムに本格的に「ソーシャルゲーム制作」を導入する事になりました。デベロッパ企業と連携して、企画したゲームを実際に遊べるサーバに公開、イベントの企画や機能の実装を段階的にすすめるというプロジェクトです。

さしあたり、遊び半分でソーシャルゲームぽいものを幾つか遊んでの感想です。長らく遊んでいたのはmixiの「サンシャイン牧場」です。国内でヒットしたのは、mixiに飽きてきたユーザにうまいタイミングで投入されて、かなりのヒットとなりました。自分のマイミクも、取り敢えずやっておくという状態で人数が漸次的に増えました。当時はFacebookがあまり浸透しておらず、ソーシャル的な連携で最初のヒットしたゲームだと思います。色々とイベントなどが在りますが、アクティブユーザのマイミクが多いか、リアルマネーを投入しないと面白くありません。勿論、無料でも遊べます。いわゆる「フリーミアム」モデルです。ユーザ数の獲得にはフリーミアムモデルがやりやすく、口コミに近いソーシャルの機能と相まって、

ソーシャルゲーム=フリーミアムモデル

という図式が出来上がっています。
ある一定までは、友達とワイワイ楽しめますが、

課金に手を出すか友達を更に巻き込まないとつまらない

という状態にいずれ、なります。というか、そうならないと課金アイテムは売れません。そこで友達と競いたい人達が課金に手を出して、ビジネスが成り立ちます。そうならないと、サービスしている側は続けられません。
課金に手を出すユーザの割合は少ないですが、それでも全体のパイが大きいので成り立ちます。そこで、課金に手を出さない人は置いてけぼりになります。

上記のサンシャイン牧場は、課金ユーザ以外は離れている感があります。少なくとも自分のマイミクではアクティブユーザが居ません。最初の面白さが無くなると、去っていきます。

今、facebookで盛り上がっている「CityVille」も、それに近い感じになっています。やはり、フリーミアムモデルなので、課金しないとつまらない。

最初に「サンシャイン牧場」にはまった頃を思い出すと、そこの面白さはゲームを通じてコミュニケーションが取れることでした。アバターで対話するのも似ていますが、互助によってゲームを進めるシステムが分かりやすかったのが良かったです。SNSでの仲間との絡みは、日記などの定番があった訳ですが、それほどツッコミようが無い日記を互いに書いても盛り上がらなかったり、そこに在るのは、

対話の減った熟年カップル

のような図式です。リアルで会わない人とSNSで継続的にやりとりすることは、余り必要が無い訳です。旧い同級生を捜してSNSで友達になっても、実はあまり話すことは有りません。

同窓会を毎週開いても盛り上がらない

ということです。そこに「サンシャイン牧場」が出てきたときに、つならない日記以外のコミュニケーションがとれる場が提供されて、面白く感じました。その時の、「新しい知人との絡み方」が提供された事がうれしく、楽しかった記憶があります。

フリーミアムモデルは、置き去りにするユーザを課金ユーザが支える図式なので、かならず「置き去りユーザ」は存在することになります。一緒にゲームした仲間が、また何も絡まない友達に戻るのが寂しいです。

この置き去りユーザを救う方法があると、面白い。

ここから課金かー

という残念感が無いゲームを創れたら良いなと思います。CityVilleも遊んでますが、アルゴリズムが見えてくるともうツマラナイ。絵柄が変っても、やることが同じです。あの中で面白いと思ったのは、マクドナルドやマイケル・ジャクソンのイベントでした。あれがヒントになると思います。リアルの別のものでの「お金を出す価値」に繋がれば、課金に手を出すユーザが増えると思います。

ゲーム内広告」を打ち出したビジネスは、かなり古くからありますが大成功とは言えません。そこでオンラインゲームのクラウドなら、でユーザのターゲットを巧く観ながら動的に広告配信が変えやすいので、ビジネスとしては成り立つし、ユーザが付いてくると思います。全部、バーチャルの物にお金を出させるのは、ユーザ数を増やすことを考えると無理です。

「アバターの洋服買う心理が分からない」

っていう人達を巻き込む作戦が、今後は必要です。

2011年12月3日土曜日

Fandroid EAST JAPANのイベントに参加してきました

担任の志村です、最近、やたらと寒いです。

さて、先週の話で恐縮ですが、Fandroid EAST JAPAN主催のオープンアワーに参加してきました。

http://fandroid-ej.org/news/openhour-nov-report/

サイトの中で、何気に写真に写ってますね。


この団体は、地元のAndoidデベロッパのコミュニティで、結構、色々な活動をされているようです。詳しくは知らなかったのですが、Facebookで知ってるゲームも手がける在仙企業の社長さん(くどくてスミマセン、読んでる人は知ってる人も居るでしょう)のコメントからたどったのがきっかけでした。なんかよく知らなかったのですが、面白そうだし「誰でも参加可能」というイベントだったので、行ってきました。

本校はCESAの加盟を今年度は止めているので、外の会合っぽいのは久々でした。ゲームのデベロッパは未だ首都圏が中心ですが、今のモバイルやソーシャルのゲームに関しては、これまでのパブリッシャ中心の企業ヒエラルキーとは違う事が展開されると予想しています。地元だと親近感も沸くので、とても楽しい時間でした。次は、学生を連れて行きたいと思っています。来週末にはまたイベントがあるので、興味のある人は是非、参加してみたら如何でしょうか。
「GIFUスマートフォンウィークin仙台」開催のご案内
今、学校の授業でも、モバイルやソーシャルへのシフトを考えています。世の中の動きが全て、そこにいたるとは思っていませんが、面白さの根源を追求することは止めず、アウトプットが変わると理解しています。授業ではAndroidの開発をやっていますが、まだまだこれからです。企業の方々とも連携できると面白いですね。自分自身も開発したくなりました。

また、学生もドンドン、そとのイベントに行って欲しいです。この前は芸術工科大の大学院さんにおじゃましました、ありがとうございました。

2011年9月30日金曜日

「できるだけゲー」は「弾けるだけ楽器」にも通じる

担任の志村です、来週から後期突入!願書受付が開始!

 
で、少し授業の話とかは無い期間なので、四方山話。ていうか授業始まると忙しくて書かないんですが:< p)

知ってる人の話です。

うちはピアノに色々と縁ががるんですが、ある子供向けピアノコンペで、入賞できなかった人保護者からのお話です。


「なんでウチのは入賞しないのだろか。
入賞者にはにミスした人も居たのに、ウチのもミスしたけど」

というのが有りました。ピアノのコンペは演目の決まった演舞とか書道に近くて、ただきちんと楽譜通りに弾いただけでは入賞しません。それでいいのならシーケンサに自動演奏させた方がマシです。ドラマに喩えるならシナリオが楽譜で、演技は千差万別であり、作者の意図を汲む必要があります。入賞した子は気持ちを作って女優の如く弾く子でした、あまり練習は好きではありません。片や、入賞しなかった子は、すごく真面目に練習するのですが、気持ちの作り方には執心していませんでした。

そこの差はかなり隔たりがあるのですが、理解がしにくい面があります。楽譜通りに弾けるのは、台詞を覚えただけのこと。台詞の言葉を間違えても、伝えたいことが伝われば問題なし。真面目な子は壁にぶつかりました、そこからどう持っていくのかが、思案のしどころです。保護者の方も自分の子は贔屓目で観てしまいがちですが、客観的な判断が無いと子も伸びていきません。努力に酔って目標が霞むと、冷めたときに道が無くなっているところを歩いています。努力の仕方が重要です。

エンタメ系ってのは似てますね。


譜面通りのゲームは「できるだけゲー」と同等です、面白みがない。また、モデリングやアルゴリズムが緻密さなどは、面白さを伝える事に役立っていないと意味を持ちません。何が大切で、それが目的か手段なのかを考えながら制作すると、好い物が生み出されます。

そして、真面目だけど報われず壁にぶつかる人も、私の学生に居ます。どうしたらいいかはまた面談を繰り返して進路を探るしかないですが、そうやってじっくり考えて後悔しないようにして欲しいです。

片や、公言することがはばかれることを自覚しているので表に出しませんが、


自宅警備員で内定取りたいです!

という人も居ます。「受けたい会社が無いんですよ」のリピーター。

そういう人達に問いたい。

最初は自宅警備員でも死なないが、
親の老後の面倒をみる覚悟が当然、あるんだろうね!

という事です。ニートを許しそうな保護者の皆さんも考えて頂きたい。

この子は老後の心配までしているのだろうか?



 甘えること、甘やかすことほど、残酷な事は無いと思います。問題の先送りを繰り返して専門学校に進学していませんか?ということです。

ある程度は当方も承知のことなので、何とか好い人生の軌道にのって頂きたいです。

なんてキツイ話もしますけど、
TGS行った学生のおみやげ話に期待していますよ~

2011年9月12日月曜日

前期授業が終了!

担任の志村です。
忙しくて書いてる時間がありませんでしたが、本日で前期が終了です。

後期は学園祭もあるし就職活動も忙しいで、色々あるけど頑張ろう。

2011年8月14日日曜日

「創りたい?」かを考えてみる(その4):ゲームぽいもの

さて、前回はアイデアだけじゃゲームと言えない、面白くするには手間が要る、という話をしました。
その手間をかける人たちがゲームクリエイターで、そういう人を開発企業は求めている訳です。

学校で教えている内容は、初めは「手間」の基本的な部分として、例えば「2DのSTGを作ってみる」とかのお題でプログラマは授業をしています。

このお題は何処の学校でもやってると思います、古典的ですが入り口としては分かり易い。見た目で当たり判定などが巧くいってるかが判るし、動作の応用で他のゲームへの転用がし易いです。

今、プログラマの学生がオリジナルゲームを作っていて、2DのSTGである程度、遊べるレベルまで出来ました。で、そのゲームを観て相談していたんですが、次はどうするか。

本人の意向は、

ベースにしてそのままz軸を加え3Dにする(敵が奥から手前に飛んでくる)

というものでした。そこで、ちょっとマテという話をしました。

何故かというと、単純につまらないゲームになるかも知れないからです。先ず、発想として「3Dにしたい」というのが先行していて、「面白くするために3Dにする」ということだと好かったのですがそうなってないです。2Dの好いところは、敵を狙いやすい処です。敵の影に敵がいると、すごくやりづらいです。また、上記の方法だと、丁度、3DのTPSになります。何処を狙っているのかが判りません。こんな感じに(勝手に画面をだしてスミマセン、卒業生の作品です)



FPSだと少し判ります、銃身とカメラが一致するように出来るので、例えば画面の真ん中が狙ってるところ、とか。要するに、ターゲットスコープのようなものが必要ということです。「スターフォックス64 3D」などが、好い例です。あるいは、こういう例も在ります。



このゲームは擬似3Dで、昔の3Dレンダリングが難しかった頃のゲームです。このゲームのすばらしいのはターゲットスコープが無いのに狙えるところです。擬似3Dなので消失点が画面中央に固定され、更に敵と自機との軸が、地面の芝目のような模様と影で判る様になっています、実に好く出来ています!このゲームに地面が無かったら、とても遊びにくいでしょう。

「3Dなら面白い」というよりは、技術的に3Dを使えるデモという側面もあるのですが、3Dにするだけだと難易度としてすごく自慢できるとまではいかないので、これからが勝負です。

「ゲームを作る」のは目的で、「面白さを提供する」のが仕事です。そこを巧くアピールできれば好いですね。特にプログラマだと難しい処理っぽいのを入れたがりますが、それだけをアピールしたいのなら物理演算とかに特化した方が好いですよね。昔、画像の圧縮アルゴリズムを自分で考えた人が居ました、そんなのもアリだと思います。

この「ゲームぽいもの」に関する話はサイバーコネクトツー様の動画でも出ていました。他の専門学校の先生方も、こういう画面を好く見ていると思います。

2011年8月13日土曜日

「創りたい?」かを考えてみる(その3):アイデアのゲーム化

さて、「創りたい」の必要性、「創ってみない理由」などを書いてきましたが、
ここからは創ってみてからの話。

人材募集がされている企業のサイトを見ると分かりますが、ゲーム業界への就職で必要なのは提出する作品です。ゲームプランナーの場合は、ゲームのアイデアをまとめた企画書です。ここでちょっと考えるのが、

「自分のアイデアをパクられて商品化されたりしたら面白くないな、分け前クレ」


というような発想です。ゲームのアイデアだけなら、無数に有るでしょう。それもゲームになるのか、というネタは探せばある程度の数が見つかります。そうだとしても、それがゲームになるにはかなり、手間がかかります。

例えば昔、

「鍋料理のアクを掬うゲーム」


というアイデアを出した人が居ました、斬新です!それをゲームにするとして、

「画面の中のお玉をアクの辺りに合わせて掬う」


という操作をするとします、実はこれ、どんなゲームも似たようなことをしています。

お玉をターゲットスコープにして、アクをテロリストや軍人にすればFPSです、お玉をハンマーにしてアクをモグラにするともぐらたたきです。単純に画面で再現したとしても、やり慣れてくると条件反射で遊ぶレベルでは画面の中の絵柄は記号化されて判断されて、モグラたたきもFPSも同じになります。ということは、アルゴリズムが同じなのでプログラムも同じということです。新規性は薄く、そして独自の面白さを込めるには、更なる「何か」が必要です。

「敵が出てきて倒れる」とか作ればゲームなのか、というと、

「面白くなければゲームじゃない」

と思いませんが?ゲームは遊んで面白くてナンボのものです。ゲーム機で動けば「ゲーム」で片付けて、それが目標で終わりじゃないです、「クソゲー」じゃ嫌ですよね。

そこの「アイデアの磨き方」が玄人の仕事です。

2011年8月12日金曜日

「創りたい?」かを考えてみる(その2):プレイヤーとクリエイター

さて前回、「創りたい」ことに関する必要性を考えました。
そして、「創りたい」かは創って試すべき、ということを述べました。

本校を訪れる皆さんのよくいう話は、

「どうやって作るのか知りたい」


というものです。それが見学の動機だったり、入学の目的です。本当に作りたかったならば、例えばJavascriptで作るとか、Nscripterとか、或いはもっと高度な、こういったものも在ります(http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/3dcg/20110331_436128.html)。

でも、そこに至っていないのは惜しいです、作るのは意外と簡単に始められます。

こういった「始めていない」人たちは、作りたい欲求はあまり強くないのかも知れませんが、そうした人が多いのは事実です。作ったら面白いと思うかも知れないのに。

プレイヤーとしてゲームに関わる処で自制しているのは、勿体無いです。作ったら面白いと思う人は居るはずですし、実際に学校に入ってから「面白い!」と思う学生は多いです。
じゃあ、何故、始めないのか?それはプレイヤーとしての楽しみが無くなる事を恐れているからでは無いでしょうか。

対話は誰としているか

最近、Pixivでこんな事件がありました(http://www.pixiv.net/info.php?id=682)。

自分の絵を弄られて楽しい人が居る訳はありません。一方で、二次創作の絵も多く上げられているのが事実です。それらも、一次創作が在ってそれを弄っている、という感覚を版権を持つ側は考えますが、二次創作している人たちは、画面を「スケッチ」しているだけの感覚なのです。富士山を描くように、まどかを描きます。その富士山を作ったであろう神と対話している感覚はありません。

一次創作者は同じフォーマットなので「パクられた」感がありますが、描いてる方はそうなりません。ゲームクリエイターは、ゲームを通じてプレイヤーと対話している感覚ですが、プレイヤーはそこに在るキャラと対話しています。

プレイヤーからクリエイター側に回るということは、実は存在を深くは考えていなかった作者に頭を巡らせるということで、ぬいぐるみの中の人を覗くという行為に近いものがあります。当然、中に人が入っているのは知ってますが、ディズニ好きはミキーマウスはそのままにしておきたい、というのが自然です。

ゲームをいよいよ、仕事として選ぶ段まで、中の人は覗かないようにしておこう、ということでは無いでしょうか。つまらなくなるから。

でも、話が戻ってしまいましが、作ると楽しいですよ。

8/20に体験入学あります、またそこでお話できると好いですね。

2011年8月11日木曜日

「創りたい?」かを考えてみる(その1):「創りたい」ことの必要性

本校は今、夏休みな訳ですが、学生諸子は就職活動やらで忙しくしている人も居ます。
普段だと忙しくてブログがなかなか書けないんですが、夏休みだと書くネタに困るという状態です。

で、普段、考えていることを少し、ここでは書いてみようと思います。

前にも書いてるサイバーコネクトツー様の社長のお話で、こんな事があります。

「ゲームクリエイターになる条件は、『好き』ということだけ。」

確かにそうなんです、最終的にはここに行き着く。ここで云いたい事は、

「好きなことならトコトン打ち込めるだろう」

という意味だと自分は、解釈しています。ゲームを創る作業は結構辛いです。明確な答えがないからです。そこら辺は何かを作り出して表現する「アート」なのだと思いますが、最終的には商品という形になります。「商売」です。感動を呼ぶ事をお金に変える、そんな「商売」です。

商売として成立させるため、ライバルに勝つため、新たな感動を呼ぶためには様々な技術を持ち込んで、商品にする必要がでてきます。そうした積み重ねの結果が製品に結実していきます。

そこの「積み重ね」がかなり重要で、尚且つ繰り返します。でも、「創るのが好き」ならば、頑張れるだろうと。目的がある苦しさは生き甲斐になり得ます。

翻ってクリエイターを目指している人たちは、本当に「創るのが好き」かというのが難しい。自己表現としての創作はしたくとも、ほかの人に提供するまでは至らなかったり。話を聞きにくる高校生や、今、本校に居る在校生で、社会人になってからも想定した自覚がしっかり出来ている人は少ないと思います。

本校みたいな処に入る前でも、ゲームの製作は可能です。結構、情報が溢れていますし、「ゲームぽい操作するソフト」は、創れます。先ずは、是非、創ってみてもらいたいです。

高校生の皆さんには、それから考えてもらうと好いです。よくする話ですが、

好きな食べ物が「マグロのお寿司」

だとしますよね、そうした人が、

「寿司屋に弟子入りしたい!」

とか、

「マグロ漁船に乗りたい!」

て人は多くないかも知れませんが、クリエイターを目指すということは、弟子入りか船員になることですよ。

先ず創りましょう、その楽しみを苦しみを含めて味わいましょう!そして、

生き甲斐のあるクリエイター生活を!

そこが難しい!?!?

2011年8月10日水曜日

今更ながらサイバーコネクトツー様の説明会動画の感想

大分、前に載せた話ですが、サイバーコネクトツー様の動画をこのブログに載せました
載せたらナント、社長からコメントをTwitterで頂戴した訳です。その感想。

この動画の他に、業界話を伝えて頂けるサイトは任天堂の「社長が訊く」や、小島秀夫氏のブログが定番ですね。でも、業界を目指す人の目線に向けた話は、CC2様のが一番だと思います。

まず、敬服するのが、自社の話では無く、クリエイター業についての解説をしていらっしゃることです。私自身も以前、CESAでの活動で報告書を作りましたが、結構、まとめるのが大変でした。で、出来た資料も高校生が平易に判読できるかというと、難しい面が残されたままです。どうしても、企業様からの目線でのクリエイター志望者の甘さは、目に余るものがあるというのが定番です。その辺の厳しさを持った話が一番、出てくるのがアーティスト(ビジュアルデザイナ)に関する説明部分です。

これは私の予想の話ですが、就職の応募で送られてくる作品の内容が期待通りでは無い場合が、絵に関して特に多いのだと思います。企画書やプログラムは、ゲームの体をなさないものがあるにせよ、文法的にはゲームぽくなってる筈です。そこに求める処との差は少ないと思います。

それが絵に関しては、ゲーム画面ぽいのは求めていない場合があります。基礎画力を見たいところにデフォルメキャラを数体、出されても分かりません。「そんなのpixivにあげとけ」という反応になると思います。「そんなんだったらデッサン出せよ」と、聞こえてきます。ゲームグラフィックの製作をきちんとしている専門学校や、美術大の絵画系だったら的を外さないと思いますが、本質からずれたところで勉強している人で、ゲーム業界も行けるて聞いたから出しました、という人は恐らく、食指がのばされないまま終わるでしょう。

そういう意味での残念感はCC2様に限らず、必ずあります。じゃあ何を出せば好いのか、と短絡的に考えると、その答えを追求すると試験対策に陥ります。動画にもその答えは明確には出ていません。合格作品は提示されていますが、あれのコピーでは合格できないのは分かると思います。欲しいのは試験に合格する能力を備えた人では無く、応用力があって進化し続ける人材です。合格し続けなくてはならないのです。なんとなくぴょろりとノートの端に描くのが好き、というだけだと足りません。でも、描くのがとてつもなく好きなら、それは素晴らしい仕事だと思います。

今まで色々なクリエイターの方と会いましたが、ビジュアル系の達人って何処か、仙人ぽいですよね。夢を売る仕事ですから、厳しいスケジュールとかあってもどこか、空想を強いられるので、そういう人が大成するんだと思います。

さて、サイバーコネクトツー様の動画は、高校の人にも観て欲しい一品です。ぜひ、観てください。
ウチの体験入学も、よく考えると学校の宣伝というよりクリエイターの心構えの話が多いですが、役に立つと好いです。

てな事を書いていると、福岡でのイベントの動画が上がってますね。仙台も負けていられません。
こちらも是非!



Video streaming by Ustream

元はこちらからご覧ください。

さて、本校では、8/20に体験入学あります。よろしく。

2011年8月9日火曜日

仕事体験のイベント

担任の志村です、昨日で仙台七夕が終わり、仙台の街も再び、ただの暑い街になりましたが、うちの学校ではアツいイベントをやってます!
その名は、「未来のしごと体験プログラム」。
というか他の県内の専門学校一緒のイベントですが、宮城県各種学校連合会と云うところの主催で、県内の専門学校に案内が出ていてる、職業体験イベントです。

さて、今回は高校2年生の3人が参加しています。同じ学校から来ているので、グループで考えてもらってます。活発に発言していて、頼もしいです!




本校の場合だと、学校で開催している体験入学も同じような内容になっていますけど、「学校を知りたい」っていうより「仕事に興味がある」という人向けの内容です。うちの学校の体験入学は業界の説明から入るので、やはり近いんですけど。

今回は、通常の体験入学とはちがって2日間の開催なので、アドベンチャーゲームをキャラ設定とプロットをおこすところから製作、という中身です。きちんと「創る」ことをする場合、こうした方法が必須です。


よく、「ゲームを創る」と謳っておいて、プリントを見ながらプログラムを打ち込んだだけで、何も創っていない、それは「写す」だけというのがありますが、ウチでは本気で「創る」ことに向き合いますよ!

今回のイベントは予約制なので、これから参加したいという人は、体験入学に来てください。
 通常の体験入学でも同じようなのはやります、あと業界の説明です。「クリエイター」が分からないと、どの学校が好いかも分かりません。自動車を知らずして車屋さんに行っても選べませんからね。

8/20(土)体験入学会あります、遠くの人もバスでどうぞ!バス予約は8/10までです。


 

2011年7月21日木曜日

公開しているゲーム「Let's Beach Volley」の動画を公開しました

担任の志村です。また公開しているゲームの話。

公開しているゲーム「Let's Beach Volley」ですが、作者は卒業して現在はゲームプログラマとしてゲームクリエイターになっている訳ですが、バージョンアップした話は前にもお伝えしました

その時の話ですが、どうもDL数が伸びていないのです。バージョンアップ前で1,145。遊んで貰えた人数でいうと、悪くない数字とはいえますけど。
そんなことで、是非、面白さを観て貰いたいということで、動画をアップしましたのでご覧下さい。
プレイ動画(解説付き)




ダウンロードはこちらから。
Vector内のLet's BeachVollyダウンロードページ


例えば、イベントで展示してプレイして貰える数は少なくなるでしょうし、それっきりで増えません。この数字を多いと思いたいですが、『WeatherMaster』は、その数倍はDLされています。RPGだと人気があるのでしょうか?PCゲームをDLして遊ぶという層にはRPGがウケルとも予想が出来ます。こういうマーケティングを考えてみるというのも、プランナーには勉強になるのでネタにしてみようと思います。金額的に売れる事だけ考えると面白くないですが、お金が無いと創りたい物が創れないのが事実です、その切なさが昇華すると、意志のこもった「伝わる」ゲームになります。そこら辺を学生に説明するのが難しいのですけど、何かいい方法があるだろうか考えています。

2011年7月14日木曜日

公開しているゲーム「Let's BeachVolly」をバージョンアップしました!とiアプリ

担任の志村です。

既に公開中のPCゲーム「Let's BeachVolly」をバージョンアップしました。
作者は既に卒業してゲームクリエイターとして働いていますが、有り難いことに改良してくれました。既にDLしている方も、これから遊んでみようという方も、以下からどうぞ。

Vector内「Let's BeachVolly」紹介ページ

 で、どこが変ったというと、細かい部分の調整などなので判りにくいですが、新しいものがいいものという法則で、どうぞ遊んで頂きたいと思います。ご感想は紹介ページでお願いします。
それと、docomoのiアプリ も公開してました。

以下からDLできます。docomoのiアプリが実行できる携帯をご利用の方は是非、遊んでみて下さい。

アプリ★ゲット「Fish!」紹介ページ

2011年7月5日火曜日

サイバーコネクトツー様の説明会で業界を知る

担任の志村です。
先週と今週、ゲーム関連の仕事を目指す科の授業で、サイバーコネクトツー様の説明会のUstream配信を観ました。本来ならば、こういうのは自分の部屋で空いた時間に観て欲しいところですが、好き嫌いとかで観ない人が居ると困るので、授業で観て貰いました。観たい方はどうぞ。

[第1部]


[第2部]


[第3部]


好き嫌いで観ない人が居たとしたら、この中で出てくる「不能」の人です。観ないと気付けないので強制的に観て貰いました。

本物の説明会は9/19に東京でありますが、大分、先です。そこで学生には本物から聴いて欲しいと思います。学校でまとめて参加予約が出来るので、希望者は申し出て下さい。

数年前ですが、芸術工科大の仙台キャンパスに社長がいらっしゃって講演をされました、その時に名刺交換ていどの会話と離れた席で牛タン食べたことがありますが、覚えて無いでしょうね~。変って無くて安心しました、名物の社長さんです。

会社も若くて色々と苦労が楽しめる企業だと思います、 こういう基準で学生には選んで欲しいです。何処へ行ってもキツイのは間違いないです、その中でもやり甲斐に納得が出来るところを探して欲しいですね。自分の遊んでたゲームを作った企業の是非は前に述べましたが、そういう基準だけでは現実にぶつかって目が覚めた時には後悔するかも知れません。だれかCC2に入社してくれないかなぁ。

2011年6月21日火曜日

「プレイしているゲーム製作企業」が入るべき企業?

担任の志村です。
今日は暑いです!でも冷房は来週からです。まだ何とか過ごせますけどね。

さて、今日は就職関連の話。

この前、とあるCGプロダクション様との打ち合わせにて出張があり、その日に自習して貰う題材として、以下のプリントを埋めて貰いました。

ていうか画面のSSをただペーストするだけで貼り付けられるbloggerってすごい!と思ったらIEで出ない。
話がそれましたが、 「入りたい企業」と「入りたくない企業」を5つずつ、理由と共に挙げ、それぞれの共通点を書いてみよう、というプリントです。

入りたい企業を挙げてみると、多くの人がプレイした作品の製作(パブリッシャー)になっていました。他方、入りたくない企業は、ブラック企業を噂になったことがある処が殆どです。
ここで逆説的に考えると、
  • 自分がプレイした作品を作っていない企業は入りたくない企業でブラックなのか?
  • 自分がプレイした作品を作っている企業はブラックでは無い?
という疑問が生まれます。

2011年6月15日水曜日

本年度の合同制作のタイトルが仮決定!

担任の志村です。

ご存じの方も多いと思いますが、本校ではクラス全体を組織して1本のゲームを仕上げる授業を展開しています。現在、企画の選定を経て、RPGのプロットやシステム面、設定を詰めるといった作業をしています。

今年度のゲームは『the floral wish』という仮タイトルです。簡単にいうと、植物をモチーフにしたRPGです。畑とか植物がしゃべったりとか(?)、そんなんです(ネタバレしないようにこれ以上は述べませんが、未決定事項も多いです)。
これから、本格的な制作をしていきます!制作の過程は随時、このブログで報告していきますので、お楽しみに!


2011年6月11日土曜日

本日の体験入学の様子(?)

担任の志村です。
本日は体験入学です、ゲーム企画シナリオコースを希望する人の体験入学の様子。
ていうか、何をしているのか判りませんが。画面に何も出てないし。

スパロボの話を題材に、色々とゲームに関する考察をしています、雑談ではありません。

どういう感じの体験入学になるかは、その人が欲しい情報や体験したい内容に合わせます。
もちろん、この前に、業界や学校に関する話はしています。

人数が少ないので、こういうことが可能です。これは授業にも言える事です。個人ごとに関する対応がやり易いので、個別に欲しい能力を引き出しやすいです。

これからも体験入学はやりますので、皆さんも是非。

あと、在校生諸氏、協力を請うと思うので未来の後輩に是非、ゲームを作ることの意味と意義を、伝えて欲しいです。

2011年5月24日火曜日

プランナーの授業でトランプのゲームを考える

担任の志村です、授業を開始して既に3週目に突入です、早いですね。
忙しくてブログはご無沙汰でしたが、学生諸氏は勉強に励んでおります。

さて今回、ご紹介するのはゲームプランナーを目指す企画シナリオコースの授業の一部。


トランプでゲームを考える、というものです。画像はその成果。学生が考えたゲームです。
こんなの晒すと授業のネタバレになりますが、簡単には真似できないですょ、やらせはせんぞ!

で、本科で目指すのはコンピュータゲームの世界ですが、ゲームのアイデア自体はそのメディアに関わらず、色々と考えることが大切ですし、そこからPCゲーム化も可能です。用意された「トランプ」という題材で考えるのは、ハードウエアを規定してから企画を練るのと同じです。数字やマークに別の意味ある記号に見立てるのも、ゲームが数値で出来ているのに似ています。直ぐプレイが出来て面白いか検証ができるのも楽しいです。

この授業のネタは前年度も実施しているので、卒業した人達も懐かしいでしょう。こういう「考える」ネタを、体験入学でもやってみようと思います。PCの画面に向かって何か創るのもアリですが、「創った物で遊ぶ」という行為は、クリエイターの初志に通ずるものがあります。
今週末は体験入学です、参加をお待ちしています。
詳しくはこちらで。
卒業生が遊びに来るのもどうぞ、震災でどんな感じになったか観に来るのもアリ!?

2011年4月11日月曜日

『Let's BeachVolly』がVectorソフトレビューの良く読まれた記事で月間2位!と学生諸氏へ

報告が少し遅れました。
公開してソフトレビューで載っていたゲーム『Let's BeachVolly』がVectorソフトレビューの良く読まれた記事で月間2位に載りました!


よく読まれた記事トップ10

Address : http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/frequently/

評判はいいようで何よりです、未だプレイしていない方々は是非、DLして遊んでみて下さい。

さて、震災から一ヶ月ですが、今日は実習室の掃除をまた、やりました。余震の影響で少し、震災直後に戻ってしまいましたが、そんなことでへこたれてる場合じゃありません!

学生のみんなも、少し春休みが長くなったので、その間に勉強できるところをやっておいて欲しいデス。新入生は高校での勉強を復習して下さい。全て無駄にはなりません、そういう業界です。
進級生は就職活動のための作品が出来ていない人は、完成させて下さい。
何かしら「震災の影響で ...。」と理由を付けたがる人も居るかもしれませんが、それを就職活動が上手くいかなかった時に理由にはしないで下さい。そうした何かしらの妨げは、社会人になっても必ずあります。それを乗り越えることを、ここで鍛錬すべきです、そうして震災を活かして下さい。また、企業側からすれば、「震災の為に勉強してません」という人と、「震災が無い地域だったので勉強してます」という人で、どちらが有用と考えると思いますが?求められるのは能力です、震災体験の有無は関係がありません。援助の意味で採用枠を考える企業はあり得ますが、震災を屁理屈に使う人は要らないでしょう。

幸い、うちのクラス では甚大な被害を被った人は居ませんでした。出来ること、時間は沢山、あります。無駄にしないで下さい。「震災の影響で 」と逃げに入るならば、先は見えません。

2011年3月31日木曜日

公開したゲーム『Let's BeachVolly』がVector新着ソフトレビューに載りました

担任の志村です。
震災の影響が未だ続いていますが、皆さん、どうでしょうか。
うちの在校生に福島県で原発のために屋内退避している人も居ます、
まだまだ続きますが、心して乗り越えていきましょう。

さて、今回は公開したゲームの記事が出た、という紹介です。実際には大分、前に公開されていましたが、色々あってこのブログで紹介するのが遅れてました。
以下をどうぞ。

Let's BeachVolly
やり込むほどに味が出ておもしろくなる、シンプル操作の3Dビーチバレーゲーム
Address : http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/110318/n1103182.html

被災した地域で無い人達は、PCで遊ぶ余裕があるのなら、是非、プレイしてみて下さい。ゲーム業界へこの作者は入っています、クオリティの指標の一つになります。

世の中、不謹慎だ自粛だって声がありますが、被災していない方々の生活を縛るつもりはありませんし、復興には経済的に止まらない方が好いので、節電しなくてもいい時間や、節電などが不要な時間に遊んで下さい。

今の世の中の空気は、果たしてゲームが必要なのか?と思える面が多々あります。今年のゲームショウも、電力的にかなり喰うのであまり好まれざる面が在ります。

我々、クリエイターは、エンタテインメントを提供することを目的としています。生活必需品ではありませんが、それが足りたときには役に立てる面は在るでしょう。被災者の方々も、避難所などで娯楽的な面に目が向く時が、いずれあると思います。今、考えるべきは、そうした世の中のニーズを的確に掴み、本来の目的である楽しみの提供をすることです。遊びが必ずしもTVゲームとは限らないでしょう、大きな電力を必要としないものが求められるかも知れません。その変化こそビジネスチャンスであり、そのチャンスを被災者が掴むことが復興の手助けになります。

ゲームを作るのは目的で、その先に目を向けましょう。コンシューマゲームとかパチンコCGしか出来ないし、と限定してしまうと、次世代の波に乗れなくなります。

2011年3月29日火曜日

新年度の日程

担任の志村です。皆さん、震災の被害はどうだったでしょうか?

学校は、ゲームの実習室はPCはほぼ、無事だったんですが、間の壁などが壊れました。
PCは意外と頑丈ですね、ちなみにDellとFMVです。

新学期の初登校は、以下の日程です。
服装は普段着で

  1. 新入生
    • 入学式は会場の都合などの事情により中止
    • 最初の登校は4/25(月)12:40に学校の503教室(ゲーム科)で
      クラスオリエンテーション
  2. 進級生
    最初の登校は4/25(月)10:00に学校の503教室(ゲーム科)で
    クラスオリエンテーション
その後のスケジュールなどは、オリエンテーションで発表します。

疑問とかあったら、ここにコメントするかtel,mail下さい。

長い春休みですが、有効に活用して下さいね。

2011年3月16日水曜日

しばらく休校です。

地震のため、休校です。
今週は3/18まで授業予定でしたが、そのまま春休みに突入です。

新年度は別途、連絡します。

Twitterでも伝えますので、フォローしといて下さい。

学校の実習室もやられてます。

2011年3月8日火曜日

今日は卒業式でした

担任の志村です。
今日は、本校の卒業式でした。

みなさん、これからは社会人として頑張って下さい。

就職した会社が100%満足とは絶対、あり得ません。お金を貰う立場ですから、必ず何かしら代償はあると覚悟して下さい。
気に入らなくても会社は最低、3年は続けて下さい。
そうしないと自分の価値も上がりません。

どうも、今日で最後という実感が湧きません。
ネット上でまた言葉を交わす等はあり得るので、
そのせいかも知れませんね。
これ貰いました、有難う♪
http://twitpic.com/47dh8q

またネットで会いましょう。

2011年3月4日金曜日

『猛獣使いと王子様 ~Snow Bride~』絶賛発売中!卒業生が制作に参加してます

報告が遅れてましたが、卒業生が制作に参加したゲームが2月、発売されています。

バナーで判ると思いますが、乙女ゲーです。
このゲームは元のゲームがあって、それの「オマケゲーム」(卒業生談)なので、興味のある方はこちらをどうぞ。

みなさん、バンバン買って下さい。

卒業生は本校でグラフィックを中心に学んで、グラフィッカとして働いています。この企業は2社目で、そこまでの話も色々と聞いてて、「大丈夫か」と思った事もありましたが、逞しいですね。現場の色んな話を、後輩には伝えたいと思います。

卒業生の名前は出せません、「名前ははずかスィからふせてー。」(本人談)という事でした。何となく名前を出すのに抵抗があるのは、メリットを見出しがたいネット社会だと分かります。仮に出しても、知人しか知らないとは思います。

「それ聞いたことある人だ!スゲー」

って一般の方々が反応になる卒業生なら、なんとしても説得して名前を出して人寄せパンダになって貰いたい。そこまで有名になった人は未だ、居ないですけどこれから出ますよ、きっと。クリエイターは作品が全てですから、そこで評価して欲しいという職人気質の人も居ると思います。ホントはそれが正解、と思います。

または、SEGAの名越さんのようにキャラ立っててそこに商品価値が生まれる場合もありますね、そんな卒業生を募集!?

なんて書いていたら卒業生に知らせるべき求人情報が来たー、それでは。

2011年3月3日木曜日

試験とカンニング

担任の志村です。

本日、報じられている入試でのカンニングで色々な報道が流れました
問題点は様々ですが、
  1. 先ずルールは絶対、遵守すべきである、本人の非
  2. 試験開場側の非:監視出来ていないのは問題で稚拙な犯行で露見したが、他にも見逃している可能性は十分あり得る=>責任逃れで見せしめになっている?
  3. ジャミング等で監視強化する案があるようだが、技術的に完璧は無い(完全個室で電磁遮蔽するとか、空港並みの持ち物検査?)
    =>現代技術に追いついていない?でもこれにビジネスを見出す企業はあるだろう
  4. ペーパー入試という学力を測るシステム自体、そこで優秀な点数をとった者が現代社会で有能とはいえない可能性もある?
  5. マスコミが一面で扱うとかなりの一大事っぽく見えるが、他のニュース(地震被害者、独裁打倒、年金、領土問題などここ順不同です)はそれより扱いが下なのか?
など、考えました。上記はそれぞれ別個に捉えるべきですが、ネットではごっちゃで議論されていて、どうも収拾が付かないところがありますね。

さて、本校も学校ですから、色々と考えるところはあります。

ここからは私自身の事例となりますが、試験を「ネットあり」でやるものがあります。科目はWeb制作の基礎(HTML,CSSの仕組みと使い方が中心)です。Web制作している人は当然ですがネット接続している環境で開発していると思います。分からない処をネットで調べたり、他所のサイトのソースを参考にするために覗くとか、よくやると思います。基本仕様はw3cのサイトを見る事になるし、ネット無くしては仕事は出来ません。試験の答えをネットで探すなんてアリなのか、と思う方が居るかもしれませんが、日々の進化が大きいので、それに依存することは必然です。現場の人間がやっていることを学校で教えているので、そこは当然と考えています。例えば、HTMLタグやCSSの暗記をしたら仕事が出来る人になるのかというと、使い方が重要であることは想像が付くと思います。

ネットありのPC環境での試験は、カンニングという認識が存在しなくなります
。今回の事件の様に質問サイトに投げても、返ってくる答えが正しいかの可能性は判りません。また、クラスメイトとtwitterやmail、チャットで対話する可能性もあります(googleドキュメントなんて便利かも)。しかしながら、その答えに対する選択・信頼は本人に委ねられます。大体、その隣のクラスメイトもネットで調べてたりする訳ですから。情報を得る方法を会得し、更に正しい情報ソースを判断する能力が求められます。そこを試すための試験です。

 他の科目ではまた違う方法で評価をしていたりします、互いの作品の評価を幾度か行い点数を合算する、などです。エンタメ業界ですから、自己満足では無くやってもらってナンボだ、というメッセージも込めています。面接の練習も相互で評価し、面接官になった側の心情を体験して点数にしたり、など。ペーパー試験をするものは、ペーパー試験対策の授業です。
これまでの感じだと、こうした試験を経た学校の成績と進路の成就は、ほぼ合致しています。やってることは合ってるんだろう、と思う部分です。

2011年2月28日月曜日

新しいゲームを公開!

やっと、ゲームが公開されました。
こちらです。
Let's BeachVolly

Address : http://www.vector.co.jp/soft/winnt/game/se489262.html


取説の内容で問い合わせ先が分かりにくいと事で修正してました。

興味のある方は是非、DLしてプレイしてみて下さい。
感想等も頂けると幸いです。


このゲームは、これまで公開したことのないスポーツゲームです。ゲームプログラマコースの学生が、一人で半年くらいを費やして作りました。 作者は見事にゲーム開発企業へ内定を頂きました。

プログラマコースでは、企画シナリオコースとは違って、ある程度、個人をベースに自由にグループ制作をしています。これは、理由があります。作った人は分かるのですが、プログラマが協業するには、ある程度の設計能力が重要で、きちんと設計のルールを作れないと分担による余計な作業が発生すことがあります。仕様等をきっちり設計してからで無いと分担はし難いのですが、ゲームの場合、そこが柔軟に変更することもよくあります。やってみて面白いかどうかが重要になるからで、設計通りで面白くない場合は変更するからです。そういった面から、個人ベースで作業をしていますが、能動的にグループを作る場合もあります。

さて、きちんと遊べるゲームは、当然ですが評価されます。よく、例えばSTGやRPGといった「ゲームっぽい」システムにはなっているけどプレイしたらつまらない、というゲームを作ってしまう人が居ますが、このゲームは良くできている方と思います。そういう面が評価されての就職内定だと感じています。

2011年2月23日水曜日

新しいゲーム、近日公開!と作品研究の話

担任の志村です。

補講期間が始まると同時に、就職戦線も序盤での終盤になっています。公認欠席で休んでる人がこれから増えますが、授業もやってるので学生の皆さんは大変ですが、頑張って下さい、こちらも有効な情報を伝えるなど、していきます。

さて、今日はVectorに新たなゲームを上げようと思い、FTPと情報登録を済ませて取り敢えず審査待ちです。 最近、「WeatherMaster」が順調なので、こっちも伸びて欲しいです。公開されたら、また、お話します。

今日の授業は、企画関連のクラスでは一般常識対策と作品研究。プログラマはプログラミングに励む(当たり前デスが)授業でした。その作品研究での題材はコチラ。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=16763692

ある意味、こうした物を題材にするのは学校としてアンタッチャブルと考える人も居ると思います。そこに敢えて手を出すのが、本校の特色(?)です。フィクションとはいえ、この話を読んでの感想の重さはかなりのものです。この中の学校と学科を、本校に置き換えて同感と思う人も、卒業生を含めて居るでしょう。授業内容に納得が出来ない人も、無いようにはしていますが居ると思います。

「クリエイターになりたい」というのは手段である、という話をよくしています。就職したらゴールなら、仕事は続かないでしょう。その欲求を満たすことで充足するのは、肩書きに酔いたいだけではないのか、と話すこともあります。読み方は様々で答えは一つではありません、そこから感じ取った事を糧にして、前進して欲しいと願います。小学校とかだったら、分かりきった感想文を書かせるんでしょうかねぇ。
@harukazechanの話のように、固定の答えは求めません。

2011年2月17日木曜日

学生のアンケートを集計する

担任の志村です。

本校では、期末に担任と授業に関するアンケートを実施しています。

結果は、4点満点で各クラスの平均3~3.5程度でした。まずますだと思います。

でも、中には全体の評価を低く書いている人が居て、そこが気になります。全員に対して満点にしたいのですが、そこは難しい。その低評価をした人が誰なのかっていうのも、無記名のアンケートですからどういう不満か具体的に訊くことも出来ないし。そういう人こそ、自由に書けるコメント欄に何か、書いて欲しいと思います。

あと、傾向としてあるのが、触れる機会が多かった生徒の居るクラスは評価が高い、という。まあ、分かる気はするんですけど、理解しあえているかの差が少し、出てきます。この傾向は分かっているので、触れる機会が少なかった側のクラスには、面談を多くするなりで対応しています。しかし、そこで好転しないのもこれまた事実です。じゃあ、どうしたら好いのかと思案しています。1年次と2年次の担任が変る時と変らない時がある訳ですが、変らないクラスには申し訳ないと思いつつ、変った側のクラスの人達を良く知る必要があるので、面談を少し多くしたりしてます。でも、最後の評価での差は僅かですが挽回出来ていない場合が多い。

就職の話などをする時に、性格面とかを突っ込まれたりするのが嫌がられるんだと分かってるんですけど、 社会に出る寸前でそんな事を言ってる余裕は無いわけです。自分の短所は認めた上で、「前向きに精進します」ということにして欲しい訳です。「本当は就職をよくい考えてないんだけど世間的にそういうことになってて、追い詰められて考えがまとまらない」っていうのが本音という人が居るんですけど、直ぐにそれを口に出すことははばかれるので、表面的な話で終わるときがあって残念です。

反面、思った就職が決まった人は全体的に話もスムースです。恐らくアンケートの評価も悪い方には書いていないかも知れません。開き直って自分から一歩前へ出られる人は、社会でも通用するでしょう。

就職が決まっていない人達にはこれからもサポートを続けていきますが、もう学校に用は無い、という状態で卒業して欲しいですね。

2011年2月15日火曜日

プログラマコースでゲーム開発企業に内定

今日は後期授業の成績発表でした。

そんな終盤でゲーム会社での内定がでました!
もう直ぐ卒業なのでひやひやものでしたが、一安心。

モバイル系の企業で、本人も望んでいたので良かったです!

会社の様子が中継されています、さすがネット企業。



Broadcasting Live with Ustream.TV

2011年2月12日土曜日

卒業生と再会を果たす(別のネットサービスで)

卒業生と別のところで話をして出た話題。


その人の関わった作品をamazonのウィジェットに載せていたのですが、誤解になりそうなので追記しておきました。
本校の卒業生が関わった作品を紹介しています。本校を卒業すればクリエイターになれるということを示すものではありません。人によって卒業後の進路は様々ですし、この学校を出なければ制作する仕事に就けないかというと、これもその人なりの努力を伴わなければ達し得ない場合が多いです。その人なりの努力なくして進路は拓けません、これは必須条件です。


自分のことを考えると、あの学校なくして今の自分は居ない、ということは全く考えていないので、その方が考えるところに同調できるので、そんな話をしました。今、考えると、自分は学校の先生と卒業後に触れる機会は皆無で、何も話すことがない人が多いかな、と思います。そう考えるとわかる話も出てきて。


人それぞれで、何を学校に求めているかは変わっています、話すとクリエイターになりやい意思がそれほど強くない人も居ます。クリエイターを目指す場合は、先ずその意志をきちんと確認して、覚悟をもって臨んでもらうことを本校では推奨しています。


そんな学校ですが、入りたい!と思った人はどうぞ~

2011年2月10日木曜日

卒業生と再会を果す

担任の志村です。

昨日の話ですが、学校の帰りに卒業生に逢いました!の報告。

「ひぐらしの~」シリーズを読みたくなり、本屋で買うお金があまりないので、BOOKOFFに行ったんですよ、店舗面積がバカデカイ、さくらの百貨店の7Fです

で、「ひぐらしの~」系って出版が何処かをスマホでググって探してたら、卒業生が店員で働いていました。卒業時には取り敢えずバイトを探す話までしかしていなかったのですが、自宅から通っていたので路頭に迷うことも無いと思っていました。アルバイトでそのお店で働いているそうですが、有る程度、勤めると時給が昇格したりするそうです。

学生だった頃は内気で大丈夫かな、と思っていた学生でしたが、意外と社会人としてきちんと働いていて、動きもきびきびしていました。そのきびきびさが学生時代も欲しかったなぁ、なんても思いましたが、先ずは自立できそうで安心しました。保護者の方も一安心でしょう。また行くのでヨロシク!

で、ひぐらしですが、欲しかったシリーズが無かったのですが他のを少し立ち読みて、 購入を考えているところです。良さそうなら新品を買おうかとも考えますが、卒業生のことを考えるとBOOKOFFで買うべきか、でも作者は新品が売れて欲しいでしょうね、悩ましい。

2011年2月8日火曜日

「WetherMaster」の新着記事がよく読まれた記事トップ10にランクイン

担任の志村です。

何故か(?)今、新着になっている「WeatherMaster」ですが、
Vecotrのよく読まれた記事でランクインしました!

月間ランキング
Address :http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/frequently/

何故かFirefoxだとこのランキングページ、表示が崩れますね そんなことは置いておいて

素晴らしい!この調子で頑張って欲しいです。作ったのが随分と昔で、このときの制作メンバーも、今では 一人前のクリエイターになっています。

ご存知無い方は是非、こちらで。

2011年2月7日月曜日

新卒者応援プロジェクトっていうのがあります

担任の志村です。
本校では今日で後期末。卒業年度の2年生はこれから、成績発表と卒業式だけです。

とはいえ、就職が決まっていない人達が未だ居るので、それで登校する人は居るでしょう。

ゲーム業界を目指している人も居るので、個別に色々と対応をしていく必要があります。

地元に帰るって言ってた人が親の離婚でどこが地元か分からなくなるとか、色々在ります。なんとも難しいですねー。今年は特に、ゲーム業界を目指さないと言う人が堅気で就職が決まらない人も居ます。数多く受ければ、どこかマッチした会社に巡り合えると思うんですけどね。

そんな方々に朗報!

新卒者応援プロジェクトっていうのが在ります。
http://shushokuouen.jp/front/

このプロジェクトはインターンシップを斡旋してその間のお手当てもあるという、素晴らしい内容。ってことで、学生諸氏はふるって参加して欲しい!

このプロジェクトに関する説明会が来週、学校内で在るので、ぜひ参加して欲しい。
そして、このブログを読んで知る近年の卒業生で就職していない人!
も対応できますよ。

知りたい人は連絡下さい、在校生は知ってるのでOKだろう。

2011年2月3日木曜日

エジプト

こういう話題を科のブログに載せるのもどうかと考えましたが、気になったので。

最近、Twitterなどを観るにつけ、色々な事柄がネットとマスコミでずれています。小沢さんのことに関しては、裁判もしてないのに極悪人扱いですし(裁判で有罪になってから叩くべきです)、エジプトの報道は、人道的な面が大きいのに、そのおかげで日本は経済的に打撃が有るとか、エジプトに観光で訪れた人が憤慨しているとか、どうでもいい側面を追っています。

エジプトみたいに、マスコミの役割よりネットの大きさが 変っていく潮流は、日本でも止まらないと思いたいですが、難しいですかねー。ネットでは国を飛び越えて情報が入って来ます、その差は大きいと思います。

なんて話をしすぎると、過剰に反応して揶揄する方々も居るかもしれませんが、うちの学校もマスコミで宣伝しないと成立たない面は否めないので、そこから脱却できたら素晴らしいですね。

エジプトの話は、こちらがとても参考になると思います、っていうのもTwitterで話題になってたものです。
http://ameblo.jp/fifi2121/entry-10788794592.html

学校のIDで始めたTwitterですが、どうも流れ的に違う使い方になってしまいましたが、
コンゴトモヨロシク

履歴書の添削リベンジ

担任の志村です、豆まきの準備は如何でしょうか。

今日も履歴書を添削しています。かれこれ4回目、やっとまともになってきました。

こういうのは根気が要ります。その上、自分でどこがおかしいかを気付けるならば既に直せる訳ですが、そうはいかないのが大変なところです。こうして何度か修正を繰り返して、志望動機以外の部分を完成させます。

志望動機は実際の話、何処の企業に書いても同じだと思っています。自分でこういうことをしたいという希望が明確であれば、それに見合う企業を選定します。企業をざっとみて、

この企業が気に入った、その理由はこうです

という書き方では、自分の意思がはっきりしていません。何処でもいいから応募して採用を目指そう、っていう人も居ると思いますが、そうした選定で入ってから後悔しないでしょうか。そうして直ぐに退職、なんてことになると、企業にとっても採用された側にとっても不幸です。その辺は入る前に分らないところが大きいので、学生に説明するのは四苦八苦です。社会に出た人だと分るんですけど、難しいですね。

ゲームに関するテクニカルな面は説明がし易いですが、共通の言語を持ち合わせない部分は指導がし難いですが、そここそ力を入れないと、先ずはきちんとした一人前の社会人を目指して欲しいと願っています。

2011年2月2日水曜日

クリエイティブ優遇制度の願書を受け取る

今回は、企画書テンプレをDLした物にワープロで記入して貰ったものを受け取りました。添削しています。結果は本人に通知いたします。

こういうのとても楽しみです、知らない人が考えたゲームっていうのは新しい発見があります。これから出すのを検討している方々も、考えてください。

クリエイティブ優遇制度には、人数制限や締め切りがありませんので、誰でも願書を出すときに一緒に出して欲しいです。それを添削することで予習にもなりますし、入学金の一部が免除になる可能性があるので、いいこと尽くめです。シナリオのプロットを市販の原稿用紙に書いてもらっても結構です。その他に体験入学に来て頂いた際に適正試験を受験してもらうことで優遇制度への応募が出来ます。得意なものを選らんで応募して下さい。

企画やシナリオこれから出そうという人にアドバイスすると、 既存の物に無いもので、どういう内容なのかが分り易いことを念頭に入れてください。例えば、保護者の方に観てもらって面白そうと思うか試してみるのも好いです。ゲーム好きに見てもらうと、つまらない揚げ足取りになる部分があったり、ゲーム通じゃないと通じない話で終始して分りにくいものになる傾向があります。

数学が得意な人は、適正試験をオススメします。現在、大学に在学中だったり、今春に卒業という方々は、こっちにトライするのも好いでしょう。

これで制度が摘要されると、

Aクラスで20万円

Bクラスでも5万円

が免除されます!
詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.sugawara.ac.jp/digital/support_entry/honorstudent.html

そのお金でPCを新調するとか、オススメですね。
どんなPCがあるといいかという相談もよく受けます、お気軽にご相談下さい。自分は自作PCもやっているので、パーツ構成の細かい話や、仙台のお店の紹介も相談にのりますよ。

個人的に良く利用するのはDOS/Vパラダイスで、ここは品揃えが少ないので直ぐ近くのTWOTOPに更に行く、という場合が多いですね。さらにお金が無い場合、中古PCのお店もあります。仙台東口は自作PCには便利ですよ。

2011年2月1日火曜日

教科書を選定する

担任の志村です。

今日は、来年度の教科書に関する作業をしています。

本校は専門学校ですから、高校などのように既定された指定教科書はありません。大体は、書店なら専門書コーナーのところに在る物が多いです。


多くはソフトの解説書だったり、資格対策の物が多いです。

「それなら、書店で買って勉強すれば学校は要らない?」

って思う人も居るでしょう。人によっては当てはまるかも知れません。そういう人は、自宅で学習した方が安上がりですし、オススメです。学校では、本に書いてある部分は基礎で、それをどう応用するかを教えています。そこまで踏み込みたい人は、通って下さい。

専門書で勘違いし易いのが、固定の方法論が通用する部分は書籍では済むが、それ以上は踏み込めないところです。例えば、書店でよく見かける「pixivに上げる絵をsaiで描こう」という本が在ります。ソフトの使い方や工程は有る程度の有用ですが、描きたい対象によってレイヤの使い方等で何が良い方法かは変ります。 そしてなにより、原画がまともで無いとソフトが使えても役に立ちません。デッサン能力や色彩を機能的に理解すると、断然、佳い絵になります。

そうした部分やらは、個々人に対して指導する必要があります。本校では人数が少ないので、そうした面を巧く出来るようにしていこうと考えています。

作りたいゲームも十人十色で、それぞれの個性を活かしたゲームが出来ると好いです。

今、プランナーを目指している企画シナリオコースでは、今後、チームで制作する企画書をプレゼンしていきます。どんなゲームが出来るか楽しみです。

今の2年生も制作が佳境です、公開できる準備が整い次第、Vectorで公開しようと思います。

2011年1月28日金曜日

PSPの後継機

担任の志村です。PSP後継機が巷のニュースで流れています。年末から順次、発売だそうです。3DSがもう直ぐ発売なので、SCEも手を打ってきた、ということですね。

スペックはなかなかのものです、内部のハードの構成を考えると、ARM系なのでスマホっぽい部品が多いと推測されます。
そうしてスマホ的な見方をすると、果たしてこのハードの魅力は?と考えてしまいました。3Gネットワークに対応させる、ということも考えると、益々、スマホっぽいです。

そういう観点から考えると、

スマホに無い部分は背面パッドだけ

で、




ゲームしか出来ないならスマホが便利




と考えました。市場の反応がどうなるか判りませんが、スマホはNVIDIAのコアを積んだり、逐次、強力なモデルを投入してきます。そうしたときに、この年末に発売という時には既に、高性能とは言えなくなっています。
多くの人は知っていますが、PCのグラフィック性能の方がPS3なんかよりずっと上で、スマホはそうした矢継ぎ早に新製品を投入してくる物です。
ゲーム機のもつ、同じモデルを長く売って後から回収するという考えではスマホに対抗が出来ない、と思えます。このハードで遊べるレベルの機能は直ぐにスマホで達成され、追い越されていきます。オンラインのゲームならアップデートも容易に可能で、どんどんハード面で引き離されるでしょう。ハードをウリにするのは難点があります。そして、ハードに拘って買う人は居らず、ソフト面で選択します。この背面パッドを巧く使わないと、存在価値が無くなります。メモリカードでソフト供給、っていうのもこれまでの流通を守ろうとしているからでしょうけど、そこのコストをユーザが受け付けなくなっているのにな、と思います。
片や3DSもカードな訳ですが、お子様からおばあさんまでがターゲットと考えるとそこは逆に納得してしまいます。

背面パッドの使い方で、好いのを思いつきました。
ブラウズする時に指が邪魔でクリックし難いことがスマホだとよくあります、背面パッドだとそれが無い!片手操作が出来ないけど。空中の指の座標を読み取ってくれると好いです。

そう考えると、

未来の勝者はKinectを付けたZuneで決定!


2011年1月27日木曜日

ももたろうをFlashで作る

担任の志村です。

ゲーム科の方ではFlashでゲームを作っていますが、未だ公開できるものが無いのでデザイン科の授業のネタ。

各自で「ももたろう」 をモチーフにしたムービーを制作しています。そのサンプルです。出来はあまりよくないんですが、データ構造を学ぶネタです。

2011年1月26日水曜日

iアプリコンテストにて敢闘賞

ゲームクリエイター科の担当、志村です。

NTTドコモ主催のiアプリコンテストにて、本校の作品が敢闘賞を受賞しました!


最終審査会 結果発表∥ドコモカップ東北
http://www.docomocup.com/finalresult/index.html



グランプリは逃しましたが、多くの作品の中からノミネートされての受賞なので、光栄です。

後輩にも励みになります!


頑張ってこう。

今日は就職試験が在ります

担任の志村です。

今日は、東京の企業の方に来て頂き、学校内でプログラマ向けの就職試験をしています。

うちの学校では堅気のプログラマ(非ゲームを私的にこう称しております)に対する勉強を中心でやってはいませんが、ゲームプログラマの勉強をしていれば就くことは可能です。

今回、来て頂いた企業は、卒業生が何人か就職している企業で、今回も誰かいないかということで来て頂きました。姉妹校の仙台情報ビジネス専門学校にも、求人は出ていたらしいです。

本学園での情報処理関連の学科は昔、本校に在りました。昔は「仙台電子専門学校」という名前でした。徐々にエンタメ系の学科が中心となって、今に至ります。これまで多くの卒業生を輩出しているので、色々な企業で卒業生が働いています。でも、学校名が変わってしまったので、昔の校名しか知らない人は、分かりにくいですね。

仙台電子専門学校の時代にお世話になった情報処理関連の企業の方々、求人、お待ちしております。

今日、受験している人たちにはぜひ、内定を取ってもらいたいです。

2011年1月24日月曜日

「WeatherMaster」がVectorの新着ソフトレビューに載りました!

担任の志村です。

ソフトを公開しているVectorにて、新着ソフトレビューに載りました!
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/110122/n1101222.html

何故に今頃、と思う人も居ると思いますが、つい先日、DLLのバージョン違いによる文字化けを対処するためにiniファイルだけを変更して再度、公開した訳です。

微妙に新作とは言い難いですが「×××× best」みたいな感じで是非、ご存知無い方々にはプレイして貰いたいと思います。


DLはこちらからどうぞ。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se425221.html

公式サイト
http://www.sugawara.ac.jp/home/digital/game/showcase/2006/weathermaster/index.html

2011年1月22日土曜日

体験入学

きょうの体験入学に来てくれた参加者は、既に願書を出してくれてた人です。
なので、学校に入る前に予習してもらいたいところの話を中心にしました。

クリエイティブ優遇制度での応募に添付していた原稿の添削をしました。


これからもがんばってほしいと思います。

今後、入学を希望される方は是非、クリエイティブ優遇制度をご利用下さい。
企画シナリオコースの希望者は企画書か原稿用紙に書いたプロット(あらすじ)でok。
詳しくはこちらを参照。
http://www.sugawara.ac.jp/digital/support_entry/honorstudent.html

2011年1月20日木曜日

履歴書の添削

担任の志村です。

ここ数日、maglogがおかしいです、っていうか前からなのですが、酷すぎるのでそのうち引っ越します。

Vectorにソフトを上げているので使っているだけというのが率直な理由ですが、こういう不満が有る人は多いでしょうね、maglogで書いてる人たちは。


時期を見計らって、このblogへ完全に移行します。データを持っていけないので、過去ログは残すと思いますけど。汎用CGIじゃないと、こういうときに面倒ですね。

で、今回の話は履歴書です。

学生諸氏はこれから履歴書を出す機会が増えていきます。ゲーム業界では、パブリッシャがエントリー受付していて、何人かはエントリーしていますが、履歴書を出さなくてはならない人は少数です。それには個別に対応しておいて、授業では書く練習を全員でやっています。全員でやると、共通項をお互いに確認したり、並べるとどういう風に見えるかが判定出来るので、企業の採用担当者がどういう風に見るかを確認できます。そこは明日、やろうと思ってます。



今は未だ、内容の確認の段階ですが、字の丁寧さを次に追求していきます。習字のような上手い字は要りませんが、ココロが伝わる履歴書が必要です。



毎回、1人は居るのですが、







ウチの校名は仙台デジタルアーツ専門学校ではありません
 



これを読んでいる卒業生でもやっちまった人、あると思いまス、残念ー

2011年1月19日水曜日

「萌えない」の考察

さて、maglogが不調続きなので、本格的に移行体制を考えています。先ずはミラーとして投稿していきます。
担任の志村です、ブラウザでブログを書いていたら文章が飛んでしまいました!

単純な操作ミスではありますが、Backspaceで反応が悪い為にブラウザのヒストリが戻ってしまうのが納得いきません。
同じ失敗は嫌なので、今度はDreamweaverでHTMLを書いています。
折角、色々と書いたのですが、ここは一つ、嗜好を変えて書いてみます。
今回のお題は、例のここ数日、賑わせている「萌えない」絵に関する話です。

緊急雇用創出事業に基づくアルバイト

Address : http://www.kobe-np.co.jp/recruit/news/part_pref.html


ここでは、「いけてない」≒「萌えない」という定義になっており、この絵を好意的に捉えた場合に「萌え」という感情を抱く設定になっていると仮定します。

そこで、ここでは「好意的に見えない」ということを考えて推察します。

先ず、この絵が与える心象を考えると、以下の様になります。

  1. 全体的に青い

    →髪と洋服が同じ色はあまり無い、肌色は出ているのでモノトーンに仕上げた訳ではない

    →適当に塗った感じが有る

  2. 瞳の描き方から視線が定まらない、眉毛が無いので表情(感情)が分らない

    →人としての感情移入を拒絶している

  3. 鼻の描き方が雑

    →鼻の孔が見えたりすると下品に見えるので鼻の造形が印象を大きく変える

  4. 全体の光源が不一致、塗り方が不統一

    →描く上での記号が不統一で成立っていない


こうしたことから 、観る人にとっては、この絵が感情を拒んでいるように観られます。

上記の項目を具体的に意識しては見ていない人は居ると思いますが、心理的に働きかけられます。

こうしたところを少しだけ変更してみます。