2011年3月31日木曜日

公開したゲーム『Let's BeachVolly』がVector新着ソフトレビューに載りました

担任の志村です。
震災の影響が未だ続いていますが、皆さん、どうでしょうか。
うちの在校生に福島県で原発のために屋内退避している人も居ます、
まだまだ続きますが、心して乗り越えていきましょう。

さて、今回は公開したゲームの記事が出た、という紹介です。実際には大分、前に公開されていましたが、色々あってこのブログで紹介するのが遅れてました。
以下をどうぞ。

Let's BeachVolly
やり込むほどに味が出ておもしろくなる、シンプル操作の3Dビーチバレーゲーム
Address : http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/110318/n1103182.html

被災した地域で無い人達は、PCで遊ぶ余裕があるのなら、是非、プレイしてみて下さい。ゲーム業界へこの作者は入っています、クオリティの指標の一つになります。

世の中、不謹慎だ自粛だって声がありますが、被災していない方々の生活を縛るつもりはありませんし、復興には経済的に止まらない方が好いので、節電しなくてもいい時間や、節電などが不要な時間に遊んで下さい。

今の世の中の空気は、果たしてゲームが必要なのか?と思える面が多々あります。今年のゲームショウも、電力的にかなり喰うのであまり好まれざる面が在ります。

我々、クリエイターは、エンタテインメントを提供することを目的としています。生活必需品ではありませんが、それが足りたときには役に立てる面は在るでしょう。被災者の方々も、避難所などで娯楽的な面に目が向く時が、いずれあると思います。今、考えるべきは、そうした世の中のニーズを的確に掴み、本来の目的である楽しみの提供をすることです。遊びが必ずしもTVゲームとは限らないでしょう、大きな電力を必要としないものが求められるかも知れません。その変化こそビジネスチャンスであり、そのチャンスを被災者が掴むことが復興の手助けになります。

ゲームを作るのは目的で、その先に目を向けましょう。コンシューマゲームとかパチンコCGしか出来ないし、と限定してしまうと、次世代の波に乗れなくなります。

2011年3月29日火曜日

新年度の日程

担任の志村です。皆さん、震災の被害はどうだったでしょうか?

学校は、ゲームの実習室はPCはほぼ、無事だったんですが、間の壁などが壊れました。
PCは意外と頑丈ですね、ちなみにDellとFMVです。

新学期の初登校は、以下の日程です。
服装は普段着で

  1. 新入生
    • 入学式は会場の都合などの事情により中止
    • 最初の登校は4/25(月)12:40に学校の503教室(ゲーム科)で
      クラスオリエンテーション
  2. 進級生
    最初の登校は4/25(月)10:00に学校の503教室(ゲーム科)で
    クラスオリエンテーション
その後のスケジュールなどは、オリエンテーションで発表します。

疑問とかあったら、ここにコメントするかtel,mail下さい。

長い春休みですが、有効に活用して下さいね。

2011年3月16日水曜日

しばらく休校です。

地震のため、休校です。
今週は3/18まで授業予定でしたが、そのまま春休みに突入です。

新年度は別途、連絡します。

Twitterでも伝えますので、フォローしといて下さい。

学校の実習室もやられてます。

2011年3月8日火曜日

今日は卒業式でした

担任の志村です。
今日は、本校の卒業式でした。

みなさん、これからは社会人として頑張って下さい。

就職した会社が100%満足とは絶対、あり得ません。お金を貰う立場ですから、必ず何かしら代償はあると覚悟して下さい。
気に入らなくても会社は最低、3年は続けて下さい。
そうしないと自分の価値も上がりません。

どうも、今日で最後という実感が湧きません。
ネット上でまた言葉を交わす等はあり得るので、
そのせいかも知れませんね。
これ貰いました、有難う♪
http://twitpic.com/47dh8q

またネットで会いましょう。

2011年3月4日金曜日

『猛獣使いと王子様 ~Snow Bride~』絶賛発売中!卒業生が制作に参加してます

報告が遅れてましたが、卒業生が制作に参加したゲームが2月、発売されています。

バナーで判ると思いますが、乙女ゲーです。
このゲームは元のゲームがあって、それの「オマケゲーム」(卒業生談)なので、興味のある方はこちらをどうぞ。

みなさん、バンバン買って下さい。

卒業生は本校でグラフィックを中心に学んで、グラフィッカとして働いています。この企業は2社目で、そこまでの話も色々と聞いてて、「大丈夫か」と思った事もありましたが、逞しいですね。現場の色んな話を、後輩には伝えたいと思います。

卒業生の名前は出せません、「名前ははずかスィからふせてー。」(本人談)という事でした。何となく名前を出すのに抵抗があるのは、メリットを見出しがたいネット社会だと分かります。仮に出しても、知人しか知らないとは思います。

「それ聞いたことある人だ!スゲー」

って一般の方々が反応になる卒業生なら、なんとしても説得して名前を出して人寄せパンダになって貰いたい。そこまで有名になった人は未だ、居ないですけどこれから出ますよ、きっと。クリエイターは作品が全てですから、そこで評価して欲しいという職人気質の人も居ると思います。ホントはそれが正解、と思います。

または、SEGAの名越さんのようにキャラ立っててそこに商品価値が生まれる場合もありますね、そんな卒業生を募集!?

なんて書いていたら卒業生に知らせるべき求人情報が来たー、それでは。

2011年3月3日木曜日

試験とカンニング

担任の志村です。

本日、報じられている入試でのカンニングで色々な報道が流れました
問題点は様々ですが、
  1. 先ずルールは絶対、遵守すべきである、本人の非
  2. 試験開場側の非:監視出来ていないのは問題で稚拙な犯行で露見したが、他にも見逃している可能性は十分あり得る=>責任逃れで見せしめになっている?
  3. ジャミング等で監視強化する案があるようだが、技術的に完璧は無い(完全個室で電磁遮蔽するとか、空港並みの持ち物検査?)
    =>現代技術に追いついていない?でもこれにビジネスを見出す企業はあるだろう
  4. ペーパー入試という学力を測るシステム自体、そこで優秀な点数をとった者が現代社会で有能とはいえない可能性もある?
  5. マスコミが一面で扱うとかなりの一大事っぽく見えるが、他のニュース(地震被害者、独裁打倒、年金、領土問題などここ順不同です)はそれより扱いが下なのか?
など、考えました。上記はそれぞれ別個に捉えるべきですが、ネットではごっちゃで議論されていて、どうも収拾が付かないところがありますね。

さて、本校も学校ですから、色々と考えるところはあります。

ここからは私自身の事例となりますが、試験を「ネットあり」でやるものがあります。科目はWeb制作の基礎(HTML,CSSの仕組みと使い方が中心)です。Web制作している人は当然ですがネット接続している環境で開発していると思います。分からない処をネットで調べたり、他所のサイトのソースを参考にするために覗くとか、よくやると思います。基本仕様はw3cのサイトを見る事になるし、ネット無くしては仕事は出来ません。試験の答えをネットで探すなんてアリなのか、と思う方が居るかもしれませんが、日々の進化が大きいので、それに依存することは必然です。現場の人間がやっていることを学校で教えているので、そこは当然と考えています。例えば、HTMLタグやCSSの暗記をしたら仕事が出来る人になるのかというと、使い方が重要であることは想像が付くと思います。

ネットありのPC環境での試験は、カンニングという認識が存在しなくなります
。今回の事件の様に質問サイトに投げても、返ってくる答えが正しいかの可能性は判りません。また、クラスメイトとtwitterやmail、チャットで対話する可能性もあります(googleドキュメントなんて便利かも)。しかしながら、その答えに対する選択・信頼は本人に委ねられます。大体、その隣のクラスメイトもネットで調べてたりする訳ですから。情報を得る方法を会得し、更に正しい情報ソースを判断する能力が求められます。そこを試すための試験です。

 他の科目ではまた違う方法で評価をしていたりします、互いの作品の評価を幾度か行い点数を合算する、などです。エンタメ業界ですから、自己満足では無くやってもらってナンボだ、というメッセージも込めています。面接の練習も相互で評価し、面接官になった側の心情を体験して点数にしたり、など。ペーパー試験をするものは、ペーパー試験対策の授業です。
これまでの感じだと、こうした試験を経た学校の成績と進路の成就は、ほぼ合致しています。やってることは合ってるんだろう、と思う部分です。