2011年9月30日金曜日

「できるだけゲー」は「弾けるだけ楽器」にも通じる

担任の志村です、来週から後期突入!願書受付が開始!

 
で、少し授業の話とかは無い期間なので、四方山話。ていうか授業始まると忙しくて書かないんですが:< p)

知ってる人の話です。

うちはピアノに色々と縁ががるんですが、ある子供向けピアノコンペで、入賞できなかった人保護者からのお話です。


「なんでウチのは入賞しないのだろか。
入賞者にはにミスした人も居たのに、ウチのもミスしたけど」

というのが有りました。ピアノのコンペは演目の決まった演舞とか書道に近くて、ただきちんと楽譜通りに弾いただけでは入賞しません。それでいいのならシーケンサに自動演奏させた方がマシです。ドラマに喩えるならシナリオが楽譜で、演技は千差万別であり、作者の意図を汲む必要があります。入賞した子は気持ちを作って女優の如く弾く子でした、あまり練習は好きではありません。片や、入賞しなかった子は、すごく真面目に練習するのですが、気持ちの作り方には執心していませんでした。

そこの差はかなり隔たりがあるのですが、理解がしにくい面があります。楽譜通りに弾けるのは、台詞を覚えただけのこと。台詞の言葉を間違えても、伝えたいことが伝われば問題なし。真面目な子は壁にぶつかりました、そこからどう持っていくのかが、思案のしどころです。保護者の方も自分の子は贔屓目で観てしまいがちですが、客観的な判断が無いと子も伸びていきません。努力に酔って目標が霞むと、冷めたときに道が無くなっているところを歩いています。努力の仕方が重要です。

エンタメ系ってのは似てますね。


譜面通りのゲームは「できるだけゲー」と同等です、面白みがない。また、モデリングやアルゴリズムが緻密さなどは、面白さを伝える事に役立っていないと意味を持ちません。何が大切で、それが目的か手段なのかを考えながら制作すると、好い物が生み出されます。

そして、真面目だけど報われず壁にぶつかる人も、私の学生に居ます。どうしたらいいかはまた面談を繰り返して進路を探るしかないですが、そうやってじっくり考えて後悔しないようにして欲しいです。

片や、公言することがはばかれることを自覚しているので表に出しませんが、


自宅警備員で内定取りたいです!

という人も居ます。「受けたい会社が無いんですよ」のリピーター。

そういう人達に問いたい。

最初は自宅警備員でも死なないが、
親の老後の面倒をみる覚悟が当然、あるんだろうね!

という事です。ニートを許しそうな保護者の皆さんも考えて頂きたい。

この子は老後の心配までしているのだろうか?



 甘えること、甘やかすことほど、残酷な事は無いと思います。問題の先送りを繰り返して専門学校に進学していませんか?ということです。

ある程度は当方も承知のことなので、何とか好い人生の軌道にのって頂きたいです。

なんてキツイ話もしますけど、
TGS行った学生のおみやげ話に期待していますよ~

2011年9月12日月曜日

前期授業が終了!

担任の志村です。
忙しくて書いてる時間がありませんでしたが、本日で前期が終了です。

後期は学園祭もあるし就職活動も忙しいで、色々あるけど頑張ろう。